参考資料1 

”コンクリート補修・塗装塗替(RECOATING)に高圧ウォータージェットが最適”





 コンクリート構造物の補修に関する最近の知見によれば、近年多発して社会問題化している新幹線トンネル・高架橋よりのコンクリート塊の落下や、高速道路の高架部・交叉部よりのコンクリート片のはく落事故の補修に当たっては、従来のブレーカー・油圧建機・サンドブラスト等は健全部にマイクロクラックを生じさせる等の欠点が指摘され、それに代わって、有力工法として高圧ウォータージェットによる方法が採用されるようになってきた。
 又、鉄部の塗装の更新・塗替(RECOATING)をする船舶では、すでにサンドブラストに代わって高圧ウォータージェットが塗膜除去に利用されており、更に有害物質で、作業も危険な、はくり剤を使用して塗膜除去を行っていた車輌・ガスホルダー・橋梁等についても、それに代わって高圧ウォータージェットによる方法が米国を中心に、国際的に規格(SSPC-SP12及びNACE5)化され、安全な工法として採用されるようになってきた。


当社の取組・・・(関連Webページ:超高圧ウォータージェット部門参照)
 超高圧ウォータージェット業者としての工事実績と、新規分野へのApplicationの経験をもとに、御社のNeedsにお役に立ちたい。
 尚、個別の機器の販売等については、「販売・レンタル部門」を参照下さい。


内容:
 A.コンクリート構造物の表面処理・はつり・切断
 B.鉄部塗装の更新(RECOATING)
  ・・・ガスホルダー・車輌・水門・海洋構造物・原発コンデンセートストレージタンク等



【A】コンクリート構造物の表面処理・はつり・切断
 今回は「コンクリート片はく落防止対策工事」を中心とする。

A−1 高速道路のコンクリート片はく落防止対策工事
日本道路公団「ウォータージェット施工マニュアル」並びに「コンクリート片はく落防止対策マニュアル」に基づく施工に当たっては、落水・水の飛散対策をとり、排水はタンクに捕捉し、水処理を行う。
以下写真にて施工例を挙げる
    

バキューム吸引装置


ロータリーノズル
(バキュームホース付)

写真をクリックすると大きな写真が見られます




A−2 落水・水の飛散対策
 1.高所作業車に取付けて使用する水受・・・実用新案登録 No.3080571号
高所作業車に取付け、ガンで打った水を捕捉して下の排水タンクに導き、捕集する。

 2.バキューム吸引器具付ハンドガン・・・実用新案登録 No3086043号
ハンドガンに取付けて打った水を下に落としたり飛散させずにバキューム吸引等で水を完全に捕集する。

超高圧280MPa(2,800kg/cu)ガン
に装着されたバキューム吸引器具


A−3 ロータリーガン・・・実用新案登録 No3087140号
               特許出願中 特願2001-402797

ロータリーガンに付いているハンドルを両手が握り、壁面・天井等の作業を行うことが出来、又、XYテーブルに装着して、電動で移動させながら、床版下部(面)、高欄壁面等を自動的に処理出来る。
ロータリーガンにはバキューム吸引口があり、打った水がそこからホースで下に置かれた排水タンクに捕集される。


図をクリックすると大きな図が見られます


【B】鉄部塗装の更新(RECOATING)

 サンドブラスト(ドライ)のような公害・騒音の発生がなく、又危険で、有毒な塩素化合物を含むはくり剤を使用せず、更に使用後の強アルカリ等の使用もないため安全な工法である。
 又、はくりした有害な鉛等の重金属を含む塗料カスも、下の川面に落下させることがないため環境保全面(漁業環境)で優れている。それはバキューム吸引付のハンドガン・ロータリーガンを使用して打った水を100%吸引処理しているからである。
 対象としては、船舶・車輌・ガスホルダー・海洋構造物・原子力発電所のコンデンセートストレージタンク・純水タンク等、あらゆる鉄部塗装の塗替(RECOATING)に使用出来るが、ここでは水門の塗替に超高圧ウォータージェットを使用する工法を紹介する。


     鋼構造物のRECOATING(塗替)下地処理用W/J

1.背景
 船舶・橋梁・タンク類・水門等の塗替時の旧塗膜除去並びに下地処理には、従来サンドブラストが定番工法として用いられて来ていますが、近年、下記の理由・社会情勢の変化により、この方法に取って代わる方法として、超高圧ウォータージェットによる工法が採用されるようになって来ました。

 1.サンドブラストは多量のほこりと廃砂を排出し、公害と産廃上の問題が出てきており、地域的に工法として禁止措置が打ち出されているところも現れています。
 2.サンドブラストは作業者にとって、健康上保護具着用の必要性がある。
 3.サンドブラストはプロセスの性質上、鉄部表面にある小孔(Pit)の中に塩分(Soluble salt)・不純物・グリース等の油脂分が介在する場合に、サンドブラストでは取りきれず、再塗装した場合にブリスターの原因となる。


2.高圧ウォータージェット工法
 欧州、米国に続き、アジア地域でもサンドブラストによる方法は、徐々に禁止されつつあり、高圧ウォータージェットによる工法が、これに取って代わってきております。

 次のような利点・特徴があります。
 1.鉄の表面に介在していて、塗装に悪影響を与える塩分を流し去ってしまう
 2.火気使用禁止場所でスパーク等発生させず安全
 3.サンドブラストで除去できない弾性を有する塗料・ライニング・ゴム質を除去できる
 4.塗膜・鉄表面に付着しているその他の不純物、介在物を完全に除去する
 5.廃棄物はフィルターにかければ、ペイントかすのみとなる。
 6.アンカーパターンは前回のものが露出するため新たに付ける必要がない
 7.ウォータージェット工法をとったために生じる錆の発生はその後塗布される塗料の寿命にそれほど悪影響を与えないことが実証されている


3.高圧ウォータージェット工法説明
 150-280MPa(1,500-2,800kg/cu)クラスの超高圧ポンプを使用して、旧塗膜を除去・表面処理し、打った水は即バキューム吸引して回収して処理する工法を取るため、公害を発生させず、又、自然環境にも環境負荷を与えない。

 詳細については、施工概略図を参照下さい。


4.データ等
 米国を中心に、NACE/SSPC規格で1995年に鉄部の塗替(RECOATING)に、NACE-No.5/SSPC-SP12.の規格のもとに、超高圧ウォータージェットによる表面処理工法が制定され、実施に移されています。






施 工 概 略 図 


図をクリックすると大きな図が見られます

     構 成 機 器

1. 高圧ポンプ車(2-4T)100-250MP・・・1台
2. 真空発生装置9-15KW・・・・・・・・・・・・1台
3. 真空吸引付高圧回転ノズル・・・・・・1台
4. 真空吸引付ハンドガン・・・・・・・・・・1台
5. カウンターバランサー22-30kg・・・1台
6. エアーコンプレッサー15-20HP・・・1台
7. 受水タンク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1台
8. 受タンク(排水沈殿槽)・・・・・・・・1台
9. 高圧ホース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
10. エアー・水ホース・・・・・・・・・・・・・1式
11. 真空吸引ホース・・・・・・・・・・・・・・・1式
12. 水中ポンプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式




図をクリックすると大きな図が見られます


水門底部のケレン他


図をクリックすると大きな図が見られます

上の図面(XY移動ロボットに取付けられた高圧回転ノズル)の通り、高圧回転ノズルが取付けられた架台付ロボットを底面に押え付けるとセッティングが完了する(特許申請中)装置を作業足場上に設置し、ケレン作業を行う。尚、本高圧回転ノズルにも真空吸引ホースが取付けられている。
又、水門の上面をケレンする場合は真空吸引付高圧回転ノズルを用いて行うことが出来る。



バキューム吸引付ハンドガン
高圧回転ノズルにてケレン残した部分又は装置が入らない箇所は小回りのきくバキューム吸引付ハンドガンによってケレンすることが出来る。


以上の各方法を用いることにより被処理対象の水門より、ケレン廃材、水等を下の河川に落下させることなく回収しながら、ケレン作業を行うことが出来るため、公害の発生がない。

以上  




            

参考資料2へ 参考資料3へ 参考資料4へ


HOME