風力発電設備タワーのメンテナンス 
(表面処理並びに再塗装)


1.経年変化に伴う塗装剥離並びに再塗装

長年の厳しい環境の中での駆体の傷みの補修(表面の下着処理並びに再塗装)


構成機器は以下の通り



 1)施工要領−1(塗装剥離)

イ) ロボット装置本体に塗装剥離装置並びに塗装装置が取り付けられる。

ロ)ロボット本体に万一の落下に備え、落下防止の吊りワイヤーをロボットの上部の左右に取り付ける。

ハ)上部のナセル部の下に滑車の取り付け部材2ヶを取り付け、そのワイヤーをその中を通して端を下部台地に設置した2台のウインチにそれぞれ接続する。
このワイヤーはロボットの動きに追随して繰り出されたり巻き取られたりして出し入れされる。
緊急時にはロックされロープの動きがロックされて停止する。

二)ロボットには塗装剥離装置が下部に内蔵されており、その中心部にあるスイーベルに越高圧水がタワー下部台に設置された高圧ポンプよりホースで供給される。

ホ)又、塗膜剥離時には打った水と除去した塗膜の吸引のためとロボットの吸着のためキュームホースが取り付けられており、下部に設置されているバキューム装置に接続されている。

ヘ)ロボットには4ヶの電動駆動輪があり、又、左右には下地との間に磁力の保持が出来るようにマグネットが取り付けられている。

ト)ロボットには4ヶの駆動輪があり運転はオペライターにより無線操縦される。


2)施工要領−2(再塗装)

イ)下地処理が完了した後、上記ロボットに塗装装置を取り付ける。

ロ)ホースにて下部に設置して塗料タンクよりホースにて塗料をロボットに設置された塗装装置に送り、オペレーターによりロボットの無線操縦により塗装工事を行う。

ハ)尚、この塗装作業の際には高圧水供給のホースは撤去する。


2.タワーの立地場所が海上の場合

作業機器の内、高圧ポンプ、バキューム装置
(剥がした塗膜及び使用したウォータージェットの排水受け層を含む)は
通常作業台船上に設置されることになる。
又、高圧ポンプ並びに再塗装用の塗料供給ポンプ設備も
同様台船上に設置されることになる。


3.ロボットによる施工実績

既にSHIP YARDにおける船舶・艦船等のSHIP HULL等の塗装の剥離や
作業タンク類に本ロボット工法が使われている。


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